足の爪が分厚くなる…その原因と防ぐための４つのケア
足の爪がいつの間にか分厚くなってきた。
「なぜこんなふうになってしまったんだろう？」
「どうやって戻せばいいの？」
そんな不安を抱えながら、ようやく当サロンにたどり着いてくださる方が多くいらっしゃいます。
足爪の肥厚（ひこう）は、ただの老化現象ではありません。
日々の生活の中で、少しずつ積み重なったダメージや無意識の癖が、爪に形として現れているのです。
この記事では、足の爪が分厚くなる主な原因と、それを予防するためにできる４つの習慣をお伝えします。
■ 足爪が肥厚する主な原因
以下のような要因が、足爪の厚みを増すきっかけになります。
外部からの繰り返しの衝撃（例：歩行時に靴先に爪が当たる）
足に合わない靴（幅が合わない、ヒールでつま先に体重がかかるなど）
加齢による乾燥（弾力を失った爪は硬く、厚くなりやすい）
足の爪周りのケア不足（角質や汚れの蓄積）
深爪や切りすぎ（爪の防御機能を弱めてしまう）
こうした原因は、日常の“ちょっとした油断”から起きていることも多いのです。
■ 足爪の肥厚を防ぐ４つの習慣
１、足に合った靴を選ぶ
爪の肥厚を防ぐために、まず意識してほしいのが「靴選び」です。
つま先に負荷がかかる靴や、爪が靴先に当たるようなサイズ感は、爪に衝撃を与え続けてしまいます。
靴は紐靴タイプで、足の甲をしっかりホールドできるものを選びましょう。
必要に応じて、インソールで足裏のバランスを整えることもおすすめです。
２、保湿を習慣にする
年齢とともに爪も乾燥しやすくなり、乾いた爪は弾力を失い、肥厚しやすくなります。
日々の保湿ケアは、手の爪以上に「足の爪」こそ重要です。
お風呂あがりにオイルをなじませ、水と一緒に乳化保湿することで、しなやかで柔らかい爪を保つことができます。
３、爪周りを清潔に保つ
足の爪と皮膚の間には、皮脂や角質がたまりやすく、放置すると白癬菌（水虫）の温床になります。
特に厚くなった爪の下は通気性も悪く、雑菌が繁殖しやすい環境です。
毎日の入浴で丁寧に洗い、乾燥させること。
爪の間まで意識して清潔を保つように心がけましょう。
４、食生活を見直す
健康な爪は、外側からのケアだけでは育ちません。
バランスのよい食生活が、爪の強さ・厚み・色にまで影響を与えます。
ビタミンB群や鉄分、亜鉛、たんぱく質を意識して摂ることで、健やかな爪の土台が整います。
■ 足爪は「1年がかり」で変わる
足の爪は、手の爪と比べて伸びるスピードがとても遅く、生えかわるのに1年ほどかかります。
そのため、一度肥厚が始まると、見た目が戻るまでに時間が必要です。
「変だな」と思ったら、できるだけ早めに対処を。
初期のうちにケアを始めることで、トラブルの進行を防ぐことができます。
■ おわりに
足爪のトラブルは、目立ちにくい場所だからこそ、気づかれにくく、放置されがち。
でも実際には、痛みや見た目の変化に悩んでいる方がたくさんいらっしゃいます。
足元を丁寧にケアすることは、健康と美しさの土台をつくること。
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