意外に知られていない「甘皮処理をしてはいけない」理由

意外に知られていない「甘皮処理をしてはいけない」理由——自爪が育つ人は、守っている

甘皮処理は「常識」「やるのが当たり前」と思われがちです。

でも結論から言うと、自爪を育てて健康に美しくしたい人ほど、甘皮は“取らない方が整いやすい”

甘皮を取り続けると、ささくれが増えたり、バリアが弱ってばい菌が入り、腫れや痛みにつながることも。

この記事では、甘皮の役割、甘皮処理が逆効果になりやすい理由、そして「甘皮を守りながら綺麗になる」セルフケアを、つめそだて視点でお伝えします。

そもそも「甘皮」って何?取るべきものじゃないの?

甘皮は“不要物”ではなく、爪の根元を守る「バリア」

甘皮は、爪の根元(爪が生まれてくる場所)を守るための存在。

ここが乱れると、乾燥しやすくなったり、外からの刺激が入りやすくなります。

「甘皮=全部いらない角質」ではない

よくある誤解が「見えているものは全部不要物」という考え方。

でも、根元が整っている人ほど、実は“守るものを守っている”んです。

見た目のために取りすぎると何が起きる?

根元がスッキリするほど「綺麗に見える」気がしますよね。

ただ、取りすぎると守りが薄くなり、のちほどトラブルが出やすくなることがあります。

意外に知られていない「甘皮処理をしてはいけない」本当の理由

理由1:ささくれが増える(“取るほど増える”ループ)

甘皮周りを触るほど、乾きやすく、裂けやすくなりがちです。

結果として「ささくれが気になる→また取る→さらに増える」のループに入りやすくなります。

理由2:ばい菌が入りやすくなり、腫れや痛みにつながることも

甘皮周りは、日常の中で水・洗剤・摩擦にさらされています。

そこを無防備にしてしまうと、ちょっとした傷からばい菌が入って赤み・腫れが出てしまうケースもあります。

理由3:「触りたくなる」状態を作ってしまう

甘皮処理で一時的にツルっとすると、次に少しザラついたときに気になって触りたくなる。

爪周りは、触るほど荒れやすいので、無意識の癖が強い人ほど悪循環になりやすいです。

理由4:結果的に“綺麗に見える土台”が整わない

実は、甘皮は「取って綺麗にする」より、守って整っていくほうが、長期的に爪周りが美しく見えやすい。

育てたい人ほど、ここが大きな分かれ道になります。

実はこれが落とし穴…甘皮処理でよくある勘違い・失敗

「根元をスッキリさせるほど綺麗」は危険サインになりやすい

根元の“やりすぎスッキリ”は、バリアを削っているサインになりやすいです。

「甘皮は全部不要物」「毎回しないとダメ」は誤解

これが常識になっていること自体が、今回のテーマの核心です。

甘皮処理は“必須の身だしなみ”ではありません。

セルフチェック(当てはまったら甘皮処理を見直すタイミング)

甘皮処理のあと赤い・ヒリつく

ささくれが増えた

爪周りが荒れやすい

触らないと気が済まない

オイルを塗っても追いつかない感じがする

「取らない」代わりに何をする?つめそだての基本方針

やることはシンプル:オイル習慣(目安:1日5回以上)

爪周りを整える最短ルートは、派手な処理ではなく保湿の回数。

あなたの方針では、1日5回以上のオイル習慣が土台になります。

乳化保湿で“入れて抱え込む”

オイルは塗るだけより、水分と合わせて乳化させると、なじみが良くなりやすいです。

(やり方は次で具体的に)

絶対NGは「甘皮処理」

育てる前提なら、甘皮を“取って整える”のではなく、守って整うのを待つ。

ここが一番大事なルールです。

今日からできる!甘皮を守りながら手元を整えるセルフケア

手順1:オイルを爪全体に塗る(回数は1日5回以上が目安)

ポイントは量より回数。

置き場所を増やすと続きます(洗面台・キッチン・バッグなど)。

手順2:爪もみ→お水で乳化保湿

爪全体にオイルを塗る

指先でやさしく爪もみ

その後、お水を少し足して乳化保湿(白っぽくなじむ感覚)

最後に押さえてフィット

手順3:ささくれは“引っ張らない”。眉バサミで切る

気になるとついむしりたくなりますが、それが荒れの入口。

眉バサミで短く切って、オイルで落ち着かせるのが安全です。

手順4:「やめた直後の不安」を越えるコツ

甘皮処理をやめると、最初は「なんか気になる」「汚く見えるかも」と感じる方がいます。

でも、続けていくと——

甘皮が次第に整ってくると同時に、爪周りも綺麗になってきた

という変化が起きやすいです。ここまで来たら勝ちです。

サロンで大切にしていること

当サロンは「ネイルを塗らない、ケアだけ」で、素の爪を育てて健康に美しくする方針です。

深爪・二枚爪・縦筋・薄い爪・巻き爪などの悩みに向き合いながら、やりすぎをしないことを大切にしています。

来店頻度の目安は 月2回×最低3か月。

一回で完璧を目指すのではなく、習慣と伴走で“育つ土台”を作ります。

よくある質問(FAQ)

Q1. 甘皮は本当に取らなくていいんですか?

A. 自爪を育てたい方ほど「取らない」ほうがいいです。取りすぎは、ささくれ・荒れ・腫れの原因になりやすいです。

Q2. ささくれが気になります。どうしたらいい?

A. 引っ張らず、眉バサミで切ってオイルで落ち着かせてください。

Q3. 甘皮処理をやめたら汚く見えませんか?

A. 最初は気になる方もいますが、オイル習慣で落ち着くと、甘皮自体が整ってきて爪周りが綺麗に見えやすくなります。

Q4. オイルはどれくらい塗ればいい?

A. 目安は1日5回以上。量より回数が大切です。

Q5. 乳化保湿って何ですか?

A. オイルを塗ったあとに少量の水分を足してなじませる方法です。爪もみ→乳化で、しっとり感が出やすいです。

Q6. 赤み・腫れ・痛みがある場合は?

A. ばい菌が入っている可能性もあるので、無理に触らず、状態によっては医療機関への相談も検討してください。

まとめ

「甘皮処理は常識」は、見直したほうがいい

甘皮を取りすぎると ささくれ/荒れ/ばい菌が入って腫れるなどの弊害が出やすい

育てるなら、甘皮は取らずに守るが基本

代わりにやるのは オイル1日5回以上+爪もみ+乳化保湿

ささくれは 眉バサミで切る(引っ張らない)

最後に(あなたへ)

「綺麗にしたい」気持ちが強い人ほど、甘皮を取りたくなります。

でも、爪が本当に綺麗になるのは、削って作るときじゃなく、守って育ったときです。

甘皮処理をやめるのは、少し勇気がいるかもしれません。

それでも一度、やめてみてください。

オイルと乳化保湿を続けるだけで、爪周りはちゃんと落ち着いてきます。

あなたの爪は、これから生まれ変われます。

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✴執筆者紹介

 

つめそだてサロン lino kiki/林 恵理

 

ネイルを塗って隠すのではなく、ケアで“素の爪”を育てる育成型サロンを運営。

 

大切にしているのは、やりすぎないこと。甘皮処理・研磨・コーティングに頼りすぎず、オイルと乳化保湿の習慣で、爪本来の美しさを取り戻す伴走をしている。

 

理念:爪が変わると、気持ちが変わる。気持ちが変わると、人生が動き出す。

 

・育爪アドバイザー養成コース修了

・中度巻き爪補正技術取得

・陥入爪・根本上補正技術取得

・クレイテラピーマスター講座修了

・鈴木マナ クリニカルマッサージセラピスト養成講座修了

・温熱刺激療法学技課程修了

 

・年間施術人数延べ700名様

更新日時2026/2/23/8:00

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